2025.12.18投稿のYouTubeからです。うつ病について研究が進んでいることがわかります。
精神科医 芳賀高浩先生 「抗うつ薬について要点を絞って精神科医が解説していきます。」
現状で最新の医学による解説だと思います。
抗うつ薬が神経接合部のセロトニンの濃度を上げることでBDNF(脳由来神経栄養因子wikipedia)増加し、神経細胞の修復を促すというメカニズムが説明されています。
従って、抗うつ薬を飲んでもすぐには効かず、2、3週間して回復するという現場を説明できるということになります。
他方、モノアミン仮説による抗うつ薬が約50%にしか効かないという事実についての解説は私にはわかりませんでした。本Youtubeはうつ病は神経細胞の断線により発生するという立場と思いますが、それ以外のメカニズム(シナプスや受容体等の異常などになるのかなあ)もうつ病の原因になるという従来からの説明になるのでしょうか。
このメカニズムによるとBDNFにより神経細胞が修復されるまで、基本的に抗うつ薬は飲み続けた方がよいように先生から考え方を提案されています。神経細胞が修復されるとうつ症状が安定するとなれば、うつ症状が安定するまでということになると思います。
用語
- 神経細胞 電気信号が伝わっていく繊維 断線するとBDNFで修理
- 神経接合部 神経伝達物質で情報が伝達される部位
セロトニン等神経伝達物質を神経接合部で放出、再取り込みすることにより濃度調整 - BDNF 脳由来神経栄養因子(のうゆらいしんけいえいよういんし、Brain-derived neurotrophic factor)
標的細胞表面にある特異的受容体TrkBに結合し、神経細胞の生存、成長、シナプス機能の強化などを調節する、神経細胞の成長に不可欠な神経系の液性蛋白質である。
※Wikipedia BDNF - 抗うつ薬 セロトニンを増やしてくれる作用のある薬、セロトニンが増えることにより神経に作用してくれる物質の一つのBDNFを増やしてくれる
セロトニンが変化することによる副作用在り - アナフラニール、トリプタノール
副作用が多く、自律神経が乱れる、口乾により水中毒も - パキシル、セルトラリン、レクサプロ、ルボックス(SSRI)
副作用が減っている、副作用によって薬を検討する - サインバルタ、イフェクサー(SNRI)
ノルアドレナリンにも作用する、意欲がでない症状に対応 - ミルタザピンリフレックス
- トリンテリックス
※再度、他の文章をまとめて知識レベルが上がった時に見直し予定


コメント