21.相談者がいない

労災申請

書類をもらったら、どの欄に何をどの様に書こうかと悩みます。

特に集めた証拠をどこにどのように書いていけばよいのかよくわかりません。

そこでネットを検索して情報を集めると思います。相談者という点では後述のような状況がなんとなく想像できます。これは、私の主観ですが、大きく外れていないと思います。

労働者側の社労士があまりいない

ほとんどの場合、会社側の社労士しか見つかりません。もちろん、会社側の社労士に相談しても労災認定の申請書類は書いてもらえるとは思います。

ただ、精神疾患の労災認定率は約30%(2025年)程度ですので、よく話を聞いてくれて、少しでも労働者側に立って申請してくれる人にお願いした方が良いのではないでしょうか?

また、社労士はこちらの準備した資料に基づき、書類を提出できる形に仕上げてくれるのが主な仕事と思いますので(もちろん、労基署への同伴等もお願いできる)、なるべく労災認定の申請に慣れた方がよいと思います。

私のみの経験ですが、労基署に書類を持って提出したら、後は必要に応じて労基署から問い合わせが数回あるかもという状況ですので、申請書類を出すときに労災認定の是非がほぼ決まっています。思い残すことがないように申請書類をできるだけ揃えて提出したいです。

労働者側の弁護士は少ない上に費用がかかるかも?

労働者側に立っていただける弁護士さんは社労士さんよりも多いように思いました。ただ、会社側の弁護士さんよりも少ないように思います。

弁護士さんへの依頼は

   労災認定を取っていれば、前払いなしの後からの着手金&報酬支払い

   労災認定を取っていなければa)認定を取るための費用が必要

                b)依頼をお断り

の3パターンが多かったように感じました。精神疾患の労災認定は約30%ですので、社労士さんよりも多い金額を30%に勝負をかけるのは私にはできませんでした。

ただし、弁護士さんへの依頼の強みは、労災認定の申請が通ったら、その次の損害賠償を起こしやすいというところにあります。相談されるときは損害賠償についての可能性も併せて聞いてみるのがよいと思います。

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